彼とのことは不思議と
何年経っても記憶が鮮明です
初めて彼と隣になったあの日の続きです
強烈な至福に包まれながら
そこからずっと
なんか、私おかしい。。。
そんな感覚でした
その感覚はあるけれど
自分でも
訳が分かりませんでした
でも今思えばこの日から
頭の声より心の声がハッキリとしたのです
今思えば魂の目覚めでした
肉体の自分と本質の自分を
同時に感じていました
強烈な至福感を感じてしまい
思考は止まりました
いよいよ帰ろうとした時です
大きな大きな引力を感じました
帰りたくない!!
離れたくない!!
衝動がすごかったのです
会場を出た時も
このまま追いかけたい!!
横断歩道で振り返ったのを覚えています
どうしようもありませんでした
彼へとハートが飛び出すのでした
あの、ど根性ガエルの
ピョン吉が
男の子の思いとは関係なく
勝手に動くのと同じです
人間の私の
想いや考えではないので
私は、何?どうしたの?と
なっていました
同時にふたりの自分を
感じていました
それでもまだ何が起きているのか
分かっていなかったのです
そしてその日の夜
彼が夢に出てきました
恋でもない
なんとも言えない気持ちに
なっていました
そして次の日から
さらに不思議な体験が
続いていくのでした
観音 ひかり